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祈りの体験記
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世界平和の祈りは大光明
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塚本清子

それは昭和三十一年の九月、ちょうど葛飾八幡のお祭りのときでございました。近くの幼稚園へお稽古に行く一年生の男の子にせがまれて、一緒についていきましたが、もう二三人のお友達を待たなくてはなりませんでしたので、その足でお祭りを見に行くことにしました。
お祭りは大変な人出で、やっとお賽銭箱の前へ立った私は、はたと当惑しました。あわてて来たのでおさいふを忘れてきたのです。でも廻りの人々の柏手にさそわれて合掌しましたが、また困ったことに、今ではすべてを五井先生におまかせしていますので、何もお願いすることがないのです。
一瞬空白の時が過ぎましたが、毎日定時(午前九時)とねる前起きた時、合掌して世界平和のお祈りをしていますので、習慣ですぐ平和のお祈りが流れ出してきました。
すると不思議なことに、今まで廻り中で聞えていた太鼓の音、柏手等の騒音がすべて消えて、静かな、なんともいえないすがすがしい気持になり、自分がだんだん広がって、宇宙へ溶けこんでゆくような不思議な気持になりました。それから最後に八幡様に、
「今世界は最大の危機に立っているそうです。どうぞ神様方もお力を合せて五井先生をお助けし、世界平和のためにお働き下さい。」
とお願いして、お祈りを終えました。
いい気持で石段を降りてきますと、狛犬の乗った岩の前に、小肥りな平凡な田舎風の小母(おば)さんが、手相や方角を書いた紙を置いて座っていました。
「そこへ行く奥さん、ちょっと待って下さい。」
と呼びかけて私が振返ったときには、小母さんは追いかけて来ていました。
「あんたは信心していなさるね。」
だしぬけのことなので驚いて返事をしないでいますと、
「あんたはすばらしい神様に守られていなさるよ。」 と、たたみかけるようにまた言うのです。やっと落付きをとりもどした私が、それは、きっと守護霊、守護神様のことだろうと思ったので、
「そうですか、でも私の信仰している神様は、誰でもみな守護霊、守護神様に守られているということを教えて下さっているのですよ。私だけではないでしょう。」と申しますと、小母さんは、我意を得たように、なんども大きくうなずきながら、
「それはそうだよ。それは間違いないことだけれど、あんたの神様は違う。すばらしい神様だ。あんたの背中からすごいお光りがさしてまぶしい程輝いているよ。」といかにも感にたえないように、大きく何度も首を振りながら、目を輝かせて力強くいい切るのでした。
カンナ色の夕日をまともに受けて帰る私の心は、今更ながら平和のお祈りの功徳のすばらしさと守られている喜びと感謝で一杯でした。
いつでも、どこでも、世界平和のお祈りがなされるとき、直霊(神)の御光りは、私達の頭上にさんさんと降りそそいで私たちを浄め護って下さることを、思いがけず、こんなにはっきり知らせて頂いて、有難さに一人でも多くの皆さんに、この事実を知って頂きたいと思ったのでございます。私たちは選ばれたる神の使徒であるという大きな誇りをもって皆さんと心を合せて常住座臥、世界平和のお祈りを続けて行きたいと思います。