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エッセー
: ベスト・エッセー 2005/03
愛は世界を変える
2005/03
山崎多嘉子(山梨県西八代郡)
人間、誰もが持っている愛の心、愛は、私たちの人生に欠かせない大切な心、いのちの源泉だと思います。
ある時、私の腕に抱かれていた生まれて一年に満たない女児に
「ほら、お花よ、きれいでしょ」とささやいてみたら、手を伸ばしてこぼれるような笑顔を見せました。その目はやさしくて、天使のほほえみに思えました。
また、小さな公園で元気に跳びはねる三歳の男児は、青々とのびた辺りの草たちを「いい子、いい子」と言いながら撫でてまわってから、ブランコを漕ぐのがいつものことでした。
見ている私は幸せな気分になり、この子たちの日頃の環境をつくっているそれぞれの両親たちに、思わず感謝しておりました。
幼い子どもと小さな草や花の間には、きっと自然にとけ合える何かを共有しているのでしょう。その草や花ととけ合える子どもは、親や周りの大人に愛の喜びを配り、大人たちはその幸せをさらに多くの人々と分かち合って、ともに子どもたちを温かく見守る。こうして広がってゆくのが愛の自然な流れというものなのでしょうか。
愛のエネルギーは、今、世界中で最も必要とされ、求められていると思います。
かつて五井先生は「この世では、愛を情に乗せて表わすとよい、何より大事なのは思いやりです」と言われたことがあります。愛のこもった思いやりの一言で、人は勇気を与えられ、逆境をも乗り越えられるものです。たとえ、小さな思いやりでも、それは人生の潤滑油となることでしょう。
愛はもともと神(大生命)からまっすぐにつながっている尊い基(もと)のひびきです。これを自分勝手な欲望などで汚さないで、純な素朴な愛の心を世界中に届けられたらどんなに素晴らしいことでしょう。その方法の一つに世界平和の祈りと人類即神也の印があります。この祈りと印を続けてきて、不思議なことにいつの間にか自分の心が純化され、愛に満たされてくるのを実感しています。
地球上を愛いっぱいの調和した世界にするためには、政治任せにせず、私たち一人一人が愛をテーマに毎日の生き方を考え、手近なことから愛を行ないに表わしてゆくことこそ必要なのではないでしょうか。その時が来ていると思います。
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