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「世界平和の祈り」に出会って
2005/04
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瀬戸多鶴子 (仙台市)

中学校の教師をしていた頃のことです。卒業式が近付いてくると、生徒たちは思い思いの体裁のサイン帳を職員室に持参しては「せんせー、なんか書いて」と頼みます。そういう時、私は大抵「雲の上にはいつも太陽が輝いているよ」と書いて上げました。そのぐらいめげない私でしたが、実母が亡くなり、子供の頃からずっと可愛がってくれた二人目の母が70歳で亡くなった時には、さすがの私も悲しさで一時人生観が変わりました。末期の癌と分かってから僅か四ヶ月の命でした。ただ、市川在住で何十年も「世界平和の祈り」を祈り続けていた叔父夫婦が見舞ってくれた日から、母の表情がとても穏やかになったのを鮮やかに憶えています。それは1983年の春のことでした。12年後、今度は私の夫が2年の間に3回の脳内出血を起こし、最後に急死しました。意識不明のまま病院の集中治療室に運ばれた彼のことを気遣いながら、私は深夜、休憩室の畳の上で寒さと不安に息が詰まりそうでした。突然、暗い部屋の隅から白い霧状のものが近付いてきて私を包み込み、体が宙に浮きました。そして、心臓のあたりから何とも言えない温かさと、感謝と、懐かしさと、至福の想いが全身に広がり、やがて静かに消えていきました。その時に夫は昇天したようです。本当に不思議でした。叔父に電話でこの事を報告しましたら、黙って聞いた後、ぽつりと「おめでとう」と言ってくれました。そして、私はというと「ありがとう」と答えていました。別に格好をつけた訳ではありません。本当に素直に言えたのです。まるで胸が抉られるような悲しみの中でも、きっと、私の本心は「この世での務めを全部果たしたから、夫は天に帰ったのだ。私にはやるべき事がまだあるからこの地上にいるのだ」と悟っていたのだと思います。あの時の自分を私は心から褒めて上げたいと思います。それ以来、私は「世界人類が平和でありますように」という、この宇宙規模の大きな祈りを真剣に祈っています。この大好きな地球が愛と感謝と喜びの光でいっぱいになってほしいと心から願っています。あらゆる人、あらゆるもの、木や草も水も一つにつながっているのです。これって、凄い事です。
以前、カウンセラーをしていたこともあり、私の所へは今も悩み事のご相談が多く寄せられるのですが、心の中で「この方の天命が全うされますように」と祈りながらお相手をしています。でも、その後、父の介護もしましたが、看病させていただく経験こそあっても、私自身は病気の経験がほとんどありませんでした。そんな私が病気になったのです。めまいと吐き気で何度も何度も倒れました。そこで初めて病気の人の心細さや悲しさが体験できました。すべては学びでした。今、その体験がとても役に立っています。この「世界平和の祈り」の真髄を知れば、何事も乗り越えられます。内から力が湧いてきます。
みなさん、この大きな祈りで、ご一緒に幸せになってまいりましょう。



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