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エッセー
: ベスト・エッセー 2005/06
合気道と世界平和の祈り
2005/06
今村樹憲(札幌市/合気道家)
先日、テレビでロシアの医療が放映されていました。ロシアはソ連時代から超能力による人への治療を、西洋医学や東洋医学と同様に、国家が正式に認めています。気や波動など見えないエネルギーを否定するのではなく、これらの存在を積極的に認め、医療に活用しようとしています。
私は現在、ロシアの大学に留学している知人で、合気道も体験されているAさんと「合気道の実験」というタイトルでメールのやり取りをしています。Aさんは今、卒業論文の準備をしています。その論文のテーマは「印による身体・精神変化とその効果」です。実験として、脳波測定器を使用し、印(我即神也の印、人類即神也の印)を組んでいる最中の脳波を測定しようとするものです。その実験と並行して、「合気道家の脳波を測定する」という実験も試みようとしています。
大学の研究室で脳波を測定する際には、頭部に電極をつけるのですが、この状態で実際に合気道の技をかけあうことは出来ないので、合気道の技をかける姿を心の中でイメージしたら、そのことがどのように脳波に変化を及ぼすのかを実験してみることになりました。
世界平和の祈りや印、合気道の技はいずれも、人間の心と身体に顕著によい影響を与えていることは、私自身が身をもって体験しています。
いずれもその実行の時の脳波を測定したら通常時の脳波と明らかに異なる脳波が現われることは容易に想像がつきます。そして祈りや印や合気道を行なっている時、脳波に現われるような波動がその人自身にだけでなく、接する相手や周囲の人々にも素晴らしい響きとして伝わり、感じられていくことも私の確かな実感です。
ロシアの大学でのAさんの実験は、合気道が発する気の存在と影響を科学的に実証することになり、そして、祈りや印の素晴らしい効果も実証することにつながると確信しています。
合気道はその技をかけたり、かけられたりしながらお互いが一つに溶け合い、そのハーモニーの響きが周囲に放たれ、地球上をめぐります。そして、合気道を行なう人々を幸せにし、世界中を平和に導いてくれます。合気道という武道を通じて自ら身体を動かすことが、自然と世界平和の祈りと共通の響きを発することになるのではないかと思います。
私の家の床の間には、五井先生と植芝盛平先生(開祖)が仲良く並んでにこやかに座っておられる写真が置かれています。合気道と世界平和の祈りは、共に世界平和の実現を目指してその道を進む車の両輪のような関係だと思います。
合気道に励む方は、ぜひ世界平和の祈りも祈り、印を組み、合気道にさらに磨きをかけて励まれるとよいと思います。また、世界平和を祈っておられる方は、ぜひ合気道を体験してみませんか?祈りにもっと磨きがかかると思います。
世界平和の祈りを祈り、印を組める合気道人が世界中に増えることを、私は期待しております。
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