ホーム
>
エッセー
: ベスト・エッセー 2011/07
内なる太陽を輝かせて
2011/07
Y.O.(横浜市)
緑も一日ごとに深みを増して、もうすっかり夏の様相です。
私は先日、白光の友人とツアーに参加してイタリアに行ってきました。ピースドール(和紙でできた手作りの小さな日本人形に、イタリア語で“イタリアが平和でありますように”というシールを貼ったもの)を100体持参し、イタリア人一人一人に手渡しました。すると、きらめく笑顔で歓喜のお返しを頂き、ツアーの一般参加者36名も、私たちが配っている様子を見て、お顔が日に日に輝きを増し、どんどん明るくにこやかになっていきました。
日本を出発した翌日、私たちはヴァチカン市国のサン・ピエトロ寺院にいました。ちょうど世界中の信徒の方々がローマ法王謁見のために集まっていて、その数は数万人?もいたでしょうか。私たちも世界平和の祈りを心を込めて祈りました。“ここにいる一人一人が大切な存在……。それぞれの国、民族に役割がある……。この世界を変える力をみんなみんな持っているよ〜”と、心の中で“人類即神也”を唱えながら祈りました。
シチリア島では、まるでタイムスリップしたかのような古い神殿がたくさんあり、人類の偉大な歴史を間近に見ながらも、牛さんたちがのんびり草を食む、大変のどかなのどかな情景です。紀元前6〜5世紀に栄えたアグリジェントの神殿には樹齢3000年のオリーブの木が凛とした面持ちでどっしりとそびえ立っていました。そう言えば国連のマークは平和の象徴であるオリーブの葉が世界各国を囲むデザインであることを思い出しました。南アフリカの桜と言われる紫のジャカランダも満開で、花の妖精が喜びのダンスをしているかのように、優しい風にのって花びらがひらひらと舞い、私たちに癒しのエネルギーを注いでくれていました。生きとし生けるものすべてが美しいハーモニーを奏でています。灼熱の太陽と青い空、透き通った海の青に、愛らしくて華やかなピンクのブーゲンビリアがよく似合います。私は神殿の谷を吹く心地よい風の中、地球への感謝、自然への感謝の想いが溢れ、祈りつづけていました。
そして6月13日、私たちがアルベロベッロ(美しい木という意味)という町にいた時、イタリアは国民投票により、原発を放棄することを決定しました。これからは再生可能な自然エネルギーの開発に取り組むとのことです。東日本大震災により原発計画が渦中にある日本から来た私たちにとって、イタリアが取った勇断の時期に巡り合わせたことを大変喜び合いました。限られた資源の地球上に住む私たちにとって、エネルギー問題は非常に大切な課題であり、真剣に考えるよき機会を、これ以上逃してはならないと思います。私たちも意識を高め、地球への感謝、大地への感謝の心を胸に一歩一歩歩んでいこう、世界各国の方々との交流を深めていこうと思いました。
世界人類が平和でありますように。
>
ベスト・エッセー2011年 目次に戻る
エッセーを募集!
あなたもエッセーを書いてみませんか? テーマは、愛、叡智、調和、美、勇気‥‥など、何でも結構です。
字数: 800字程度
期限: 特になし。
送り先: Eメールで、白光真宏会ホームペ−ジエッセー募集係へ。
なお、掲載の選考に関しては、当方に一任願います。
>
原稿送り先・お問合せ